高大連携プロジェクトが始動しました!
6月29日、「著作権啓発コンテンツ創作プロジェクト」の第1回ワークショップを開催しました。本プロジェクトは、大分県立宇佐高等学校との高大連携のもと、著作権に関する理解を深めながら、大学生と高校生が協働して啓発アニメーションを創作し、社会へ発信することを目的としています。
野田研究室の学生8名と宇佐高校の生徒有志10名が参加し、3つの混成チームを編成しました。それぞれのチームが約5分間のショートアニメを制作し、完成後はYouTube等で公開して、設定したターゲット層に向けて著作権のメッセージを伝えることを目指しています。単に「学ぶ」だけでなく、「伝える」ことを通じて自らの理解を深め、さらに社会実装を通じて啓発の輪を広げるという教育の循環を形成する新たな試みです。
初回ワークショップでは、まず教員から、プロジェクト全体の趣旨と進行スケジュールの説明を行い、「デジタルコンテンツと著作権」をテーマにした導入講義を行いました。続いて、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)より湯口太郎事業担当部長を講師に迎え、「デジタルコンテンツ業界の現状と課題」と題した講演が行われ、コンテンツ産業の市場規模や、海賊版サイトをはじめとする著作権侵害の実態などについて、実務的視点から具体的にご紹介いただきました。
後半は、大学生と高校生によるグループディスカッションを実施し、講義を通じて得た気づきや、日常生活との接点をふまえ、今後制作していく啓発コンテンツの方向性やコンセプトについて自由に意見を交わしました。
本プロジェクトは今後、月1回のペースで講義や制作ワークを重ね、動画制作会社との連携を通じて、11月頃には完成作品の発表会を開催する予定です。高大連携と産学協働による創作的な実践を通じて、学生たちが社会課題と向き合いながら、学びを広く社会に還元していきます。
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